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声調が変わる中国語「一」「不」【声調変化のルールを覚えよう】

「一」「不」の声調変化がよくわからない…どう変化するかわかりやすく教えてほしいな〜。

今回はこんな悩みにお答えするよ!

この記事を書いた人

Panda

  • チャイラボ 運営者
  • 中国語学習歴4年
  • 日本生まれ日本育ちの
    純ジャパ
  • これまでに話した中国人500人以上

中国語の「一」と「不」は組み合わせなどによって声調が変化する特別な単語です。

声調変化のルールを知っておかないと、この2つの単語を正しく発音することができません。

というわけで当記事では、「一」「不」の声調がどんな時にどう変化するのかをわかりやすくまとめました

この記事を読んで、中国語「一」「不」の正しい読み方をマスターしてみてくださいね。

目次

中国語「一」の声調変化のルール

中国語「一」の声調変化のルール

まずは「一」の声調変化から。

「一」の声調変化は結構ややこしく、初心者だけでなく中級者以上もよく間違えます。

ここで「声調変化のルール」をしっかりと押さえておきましょう。

声調が変化しない場合

「一」の声調はもともと「yī(第一声)」です。

下記の3つに当てはまる場合は、声調は変化せず、そのまま「yī(第一声)」と発音します。

  • 単独で使用する
  • 単語の最後・文末にくる
  • 序数に使う

②の例

  • 十一 (shí )
  • 我的身高是一米七一
    (wǒ de shēngāo shì yī mǐ qī)
    (私の身長は1m71cmです)

③の例

  • 第一个 (dì ge)
    (最初 / 一番初め)
  • 第一次 (dì cì)
    (1回目 / 初めて)

「一」を単独で使うことはほぼないから、②③の時に「第一声」で発音するとだけ覚えておけばOKだよ!

声調が変化する場合

「一」のうしろに単語が続くと、「一」の声調は「第二声」または「第四声」に変化します。

スクロールできます
うしろに続く
単語の声調
「一」の声調
第一声yì(第四声)一只(猫)
yì zhī (māo)
第二声yì(第四声)一条(路)
yì tiáo (lù)
第三声yì(第四声)一本(书)
yì běn (shū)
第四声yí(第二声)一件(外套)
yí jiàn (wàitào)
中国語「一」の声調変化
中国語「一」の声調変化
「一」の声調が第二声になる単語例
  • 一部电视剧 (bù diànshìjù)
    1本のドラマ
  • 一块钱 (kuài qián)
    1元
  • 一套西装 (tào xīzhuāng)
    1組のスーツ

まあまあめんどくさいですよね。

正直、会話中にいちいち「うしろに続く単語の声調」を考える余裕なんてないと思います。

そこでおすすめなのは下記の覚え方。

うしろに「第四声」の単語が続くときだけ「第二声」になる。それ以外は「第四声」

このように覚えておけば頭がスッキリしますよ。

「一」は「yāo」と読むときもある

「一」は声調だけでなく、読み方が変わることもあります。

「一」は普通「yī」と読みますよね。ただ、あるときだけ「yāo」になるんですよ。

例えば、中国の特定の大学を表す数字「211」

211とは?

21世紀に向けて重点的に資源を投資する対象として選ばれた大学の総称

この「211」は「èr yī yī」ではなく「èr yāo yāo」と読みます。

また、部屋番号を伝える時もよく「yāo」と言いますね。

例)部屋番号「115 (yāo yāo wǔ)」

なんで「yī」じゃなくて「yāo」と読むの?

どうやら理由は「一 (yī) 」と「七 (qī) 」の発音が似ているからだそう。聞き間違いを防ぐために「yāo」を使っているらしいですよ。

中国語「不」の声調変化のルール

中国語「不」の声調変化のルール

続いては「不」の声調変化についてです。

「不」の声調はもともと「bù(第四声)」ですが、うしろに「第四声」の単語がくると「bú(第二声)」に変化します。

スクロールできます
うしろに続く
単語の声調
「不」の声調
第一声bù(第四声)不吃
bù chī
第二声bù(第四声)不能
bù néng
第三声bù(第四声)不好
bù hǎo
第四声bú(第二声)不会
bú huì
中国語「不」の声調変化
中国語「不」の声調変化
「不」の声調が第二声になる単語例
  • 不去 ( qù)
    行かない
  • 不够 ( gòu)
    足りない
  • 不客气 ( kèqì)
    どういたしまして/いえいえ

一見ややこしく見えるかもですが、「一」の声調変化のパターンと全く同じです。

うしろに「第四声」の単語が続くときだけ「第二声」になる。それ以外は「第四声」

これさえ覚えておけば、「あれ?声調どれだっけ?」と迷わずに発音できますよ。

google翻訳で声調を調べる際の注意点

google翻訳で声調を調べる際の注意点

google翻訳は、中国語を入力するだけで「声調符号付きのピンイン」を確認できる便利なツールですが、「一」「不」については注意が必要です。

下記の画像をご覧ください。

試しに「不客气」と入力したところ、「bù kèqì」と表示されました。

「不客气」の正しい声調は kèqì」なので、間違った声調で出力されてますよね。

このようにgoogle翻訳は「声調変化」までは考慮してくれません。

「一」「不」のように組み合わせによって声調が変化する漢字や、読み方が複数ある漢字は「声調が間違ってること」が多いので、必ず自分の目でチェックするようにしましょう。

まとめ

今回は中国語「一」「不」の声調変化のルールを解説しました。

最後に学んだ内容をおさらいしましょう。

「一」の声調変化まとめ

「不」の声調変化まとめ

今回は以上です。

最後まで読んでくれてありがとう!

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