中国語の副詞はどの位置に置けばいい？【副詞の種類を8パターンで解説】

それでは早速みていきましょう！

副詞とは？

副詞とは、一般的に名詞以外（動詞・形容詞・助動詞）を修飾する言葉のことです。

下記の例文をご覧ください。

例1）我常常去吃饭。（私はよく外食します）

例2）今天天气太冷了。（今日の気候は寒いです。）

例3）别的还可以吗？（他にはよろしいですか？）

例1）では「常常（いつも）」が動詞「去」を、例2）では「太（とても）」が形容詞「冷」を修飾していますよね。

また例3）では、「还（まだ/もう）」が許可を表す助動詞「可以」を修飾しています。

このように、副詞には「動詞」「形容詞」「助動詞」の内容を補足する役割がありますよ。

副詞の位置【名詞文・形容詞文・動詞文】

文中における副詞の位置は以下の通りです。

他の品詞と違って「副詞」は文中のいろんな場所に置かれます。

ちょっとややこしく感じるかもですが、基本的には、

「主語の後ろ」もしくは「動詞・形容詞の前につく」ことが多い

とだけ覚えておけばOKです。

ただ、厄介なのが、中には主語の前に置かれる副詞もあるということ。

例文を見てみましょう。

例4）就他没来。（彼だけ来なかった）

副詞「就」は「主語（他）」を修飾していますよね。

このように範囲を限定する意味で「就」が使われる場合、主語の前にくっつくので例外として覚えておきましょう。

また、主語の位置にある名詞のほか、他の位置にある名詞（数量詞）を修飾する副詞もあります。

代表的なのは、

の2パターン。

例えば、

例5）已经秋天了。（もう秋になった）
例6）从大阪到东京坐巴士要大概7个小时。 （大阪から東京までバスで大体7時間かかります）

例7）一共五百零二块。（全部で502元です）

こんな感じです。

例5）例6）では時間を表す名詞「秋天」「7个小时」を、例7）では数量詞「五百零二块」を修飾してますよね。

副詞の種類【8パターンに分けて解説】

副詞の種類は挙げたらキリがありません。

ここでは代表的な副詞を8パターンに分けて紹介しますね。

接続詞とセットで使われる副詞（関連副詞）は覚えるのが大変です。

上記の一覧を見て、

とポカーンとしている人も多いと思います。

接続詞の種類や使い方については別の記事で解説予定なので、しばしお待ちください。

なお、当サイトでは、日常会話での使用頻度が多い

の4種類の副詞の用法と使い方をそれぞれ解説しています。

例文つきでくわしく説明しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。

同類を表す「也」「都」

時間・範囲を表す「就」「才」

繰り返しを表す「再」「又」

動作・状態の継続を表す「还」「还是」

まとめ【副詞を使って表現の幅を増やそう】

今回は「文中での副詞の位置」「副詞の種類」について解説しました。

最後におさらいです。

副詞は文の構造によって置く位置が異なるうえ、数も膨大にあるため、正しく使いこなすのは大変です。

まずは、上記で紹介した副詞から覚えて、徐々に使い方に慣れていきましょう！